~いすみ鉄道乗車 2013/05/05~
GW後半の4連休にいすみ鉄道を訪問しました。
当ブログの読者はご存知の方も多いと思いますが、JRから旧型気動車を購入して営業運転を行っている鉄道会社です。
いすみ鉄道への行き方はいくつかありますが、5月から羽田空港からいすみ鉄道の大多喜まで直通バスで行く日帰りツアー「いすみ鉄道乗り放題ツアー」で行くと言う選択肢も増えました。急行列車も乗り放題になるこのツアー。かなり魅力的でしたが、今回は予算的な都合で「休日おでかけパス」を利用しました。
まずは立川から中央特快で御茶ノ水へ行き、そこから総武線に乗り換えて秋葉原まで向かいます。
秋葉原で朝食を取った後、「新宿わかしお」で一気に大原へ!
新宿から乗らなかったのは特急料金の差。900円と1,300円の差は大きいですよねぇ。
秋葉原から新宿わかしおに乗車
秋葉原を出るとすぐに検札が始まります。
「休日おでかけパス」と事前にえきねっと発券しておいた自由席特急券と茂原~大原の片道乗車券(400円)を差し出します。
乗車駅 → 下車駅 |
列車名 |
行先 |
列車番号 |
立川06:32→御茶ノ水07:09 |
中央特快 |
東京 |
618T |
御茶ノ水07:10→秋葉原07:12 |
各駅停車 |
千葉 |
622B |
秋葉原07:32→大原08:54 |
新宿わかしお |
安房鴨川 |
9051M~千葉9053M |
1時間20分程、特急列車の旅を楽しみ、定刻通りに大原駅に到着。
大原駅到着
跨線橋を渡り改札口へ向かいます。大原駅を降りるのは始めてです。
いすみ鉄道の大原駅はJR駅舎と隣接しており、スムーズに乗り換えできます。
いすみ鉄道 大原駅
いすみ鉄道駅構内は連休中と言う事もあり、大勢の乗客で賑わってます。
早速、1日乗車券を買いましょう。1日乗車券は自動券売機でも買えますが、これから乗る急行列車に乗るために必要な急行券は駅の売店で購入する必要があります。と言う訳で急行列車に乗る人は売店で纏めて購入するのが良いとおもいます。
並んでいる間、社員の方が「乗車券類のご案内」のプリントを配ります。このプリント、裏面が時刻表になっており、かなり重宝します。いすみ鉄道線だけでなく、大原駅と上総中野駅の乗り換え列車の時刻も掲載されており、痒い所に手が届く配慮が素晴らしいです。
今回は「1日フリー乗車券」(1,000円)と急行券(300円)を購入。
1日フリー乗車券は切符の絵柄が選べ、急行券は硬券。いすみ鉄道の並々ならぬ拘りを感じます。
乗車券を購入していると、これから乗車する急行列車が入線してきました。
2両編成で上総中野方がキハ52-125、大原方がキハ28-2346です。
キハ28は導入直後と言う事もあり、ピカピカのボディ!
キハ28入線
改札を通り、急行列車とご対面。
行先表示(サボ)も良い味でてます。
上総中野行きで大多喜から先の末端区間が普通列車になるダイヤもマニア心をくすぐりますね。
急行列車の行先表示(サボ)
列車表示もありますが、時刻表上は「急行」としかありません。
アクセサリーと考えた方が良さそうです(笑)
キハ28 列車名表示
では列車の乗りましょう。
1号車が自由席のキハ52、2号車が指定席(ロングシート部分は自由席)のキハ28です。
と言う訳で私はキハ52に乗車。大糸線以来、久々の乗車です。
自由席 キハ52に乗車
この列車のコンセプトは「昭和」。
このコンセプトは硬券の急行券にも表れてますし、つり革広告も雰囲気が出てます。
キハ52内のつり革広告
キハ52には栓抜きが付いてますが、いすみ鉄道の売店では瓶の飲み物が売ってます。
これを購入すれば車内で栓抜きが楽しめます。
栓抜き完備
急行列車は上総中野へ向け、のんびりと進みます。
窓を開けると初夏の爽やかな風が入ってきます。ジョイント音と風が何とも心地よい。
途中の国吉駅で10分程停車。写真を撮ったり、ムーミングッズのお店を覗いたり過ごします。
乗車駅 → 下車駅 |
列車名 |
行先 |
列車番号 |
備考 |
大原09:20→上総中野10:26 |
急行1号 |
上総中野 |
101D |
大多喜~上総中野は普通 |
キハ52
国吉駅には元久留里線のキハ30が留置されていました。
こちらも是非、本線を走行して欲しいですね。
国吉駅に留置中の元久留里線キハ30
国吉駅で普通列車、大原行きと交換。
こちらはワンマンのレールバスです。
国吉駅で普通 大原行きと交換
大多喜で乗客が入れ替わり、大勢の乗客を乗せて上総中野へ向かいます。
大多喜からは普通列車の為、急行券が不要となります。
そして上総中野駅に着くとホームには大勢の乗客が待っています。
山の中の小さな駅が大盛況!
上総中野駅でこんなに大勢の人を見るのは初めてです(笑)
ちなみに接続する小湊鉄道は3両編成。こちらも大盛況のようです。
小湊鐵道は3両編成!
小湊鉄道も昭和の香りを残す鉄道会社。
いすみ鉄道のキハと小湊鉄道の並びは正に昭和です。
昭和の共演
急行列車101Dの折り返しは大多喜行きの普通列車102D。
全車自由席の為、キハ28のボックス席も指定券不要です。
と言う訳で返しはキハ28に乗車。
高山本線以来となるキハ28の旅を楽しみました。
折り返し 普通 大喜多行き 102D
乗車駅 → 下車駅 |
列車名 |
行先 |
列車番号 |
備考 |
上総中野10:45→大多喜11:07 |
普通 |
大多喜 |
102D |
全車自由席 |
かつては日本全国、何処でも乗る事ができたキハ28を含めたキハ58系列。
青春18きっぷの旅行で何度も乗った思い出深い列車です。
昼間の普通列車だけでなく、夜行列車としても乗りました。
例えば、1988の夏に乗った、高松発宇和島行き快速(瀬戸大橋開業時の改正で快速に格下げ)、同じく高松発窪川行き快速、その2年後、1990年の夏、長崎旅博覧会に合わせて運転された、博多~長崎間の臨時夜行列車「ミッドナイト旅博」号など。ガラガラで1ボックス押さえる事ができたり、冷房が効きすぎて寒くて眠れなかったり、今となっては良い思い出です。
そんなキハ58系列も数々の新車の登場で徐々に活躍の場が狭められ、乗車の機会が激減。そして2010年の夏、高山本線で乗った時に「もう乗れないかも」と最後のお別れをしたつもりでしたが、まさか関東で乗れる様になるとは思いませんでした。旧型車輌の導入を決断された、いすみ鉄道の社長を始めとした関係者の努力に感謝致します。
これからも走り続ける限り、昭和を味わいに訪問したいと思います。

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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真
- 2013/05/25(土) 23:50:16|
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